日本で出産するときは、陣痛が始まったら病院に連絡して出産後入院し、自然分娩なら5日〜1週間程度、帝王切開なら1週間〜10日程度は出産した病院で入院するのが一般的ですよね。
オーストラリアでも、陣痛が始まったら病院に連絡して入院するというのは同じです。
しかし、ここオーストラリアでは、自然分娩なら最短で出産後6時間、長くて2日、帝王切開なら3日しか入院することができません。
出産後2日だと身体もまだ回復していないのに、いきなり自宅に帰されるというのは少し不安ですよね。
ただ、長くて2〜3日の入院なので、入院バッグの準備も2〜3日分で済んでしまいます。
そこで、今回はオーストラリアで出産するにあたっての入院バッグの中身をご紹介します。
目次
海外出産の入院バッグの中身
私は助産師さんとの面談で入院準備のチェックリストをもらったので、基本的にはこれに従って準備しました。
また、それに加えていろんな体験談を読んでいて必要そうだと思ったものも追加しています。
出産時用
Pregnancy hand held record
これは日本でいう母子手帳のようなもので、これまでの妊婦検診の記録が記載されています。
バースプラン
これは必須ではありませんが、どんな痛み緩和措置を希望するかなど、様々な選択肢があるので、その希望を明確にしておきたい方は準備された方がよいです。
出産時に着る汚れてもいい服
日本では出産時は病院から支給される入院着のようなものを着て出産となるイメージですが、オーストラリアではそのようなものはないようです。
私は病院に行ったときにKmartで10ドルで購入したロングワンピースを着ていて、そのまま出産となりました。
汚れてもいいショーツ
破水したときに備えて、産褥パッドをつけて使用するためのショーツが必要みたいです。
ビーチサンダル
ほとんどの分娩室に水中出産ができるお風呂が備え付けられているようなので、もし利用する場合はビーチサンダルがあると便利です。
水中出産でなくても、陣痛の痛み緩和のために暖かいお風呂に入ることもできるようです。
また、入院中シャワーを浴びるときにもあると便利です。
ちなみに、私はSand by sayaというブランドのビーチサンダルを愛用しています。
飲み物とペットボトルストロー
出産時は水分補給が大変なので、ペットボトルに付けることができるペットボトル用ストローがあると便利です。
また、すごくのども乾くので、水かお茶のペットボトルを2〜3本用意しておくのがおすすめです。
おやつ
知り合いからは、出産前は絶対にしっかり食べてエネルギー補給した方がいいと言われたので、出産時のエネルギー補給におやつも持っていきました。
チェックリストでおすすめされていたのはビスケットやヨーグルト、フルーツなど簡単に食べられるものですが、私はチョコレートやナッツ類を持っていきました。
ただ、陣痛が始まってしまうとおやつを食べる余裕はなく、結局入院中のおやつになりました。
ヘアゴム
髪が長い場合は、出産時に邪魔になるのでヘアゴムが必要です。
iphone&充電器
音楽をかけたり写真を撮ったりする場合は携帯と充電器は必須ですね。
パートナー用
飲み物とおやつ
出産に時間がかかるとパートナーもお腹が空くので、パートナー用の飲み物とおやつを持ってくることがおすすめされていました。
私のパートナーは陣痛中ずっといびきをかいて寝ていたので不要でした(殺意はわきましたが)。
着替え
これは、サポートする際にシャワーやお風呂で濡れる可能性があるからだそうです。
出産後の入院時用
授乳服2着
オーストラリアでは日本みたいにかわいい授乳服が見当たらなかったので、私は日本でMilk teaというブランドの授乳服を購入しました。
授乳ブラ2枚
私はオーストラリアのサイズ表記だと自分のサイズがよく分からなかったので、これも日本のMilk teaで購入しました。
妊娠中からマタニティブラとしても使っていましたが、ゆったりしていて締め付けがないのでとても楽です。
授乳の際もホックを片手で外してすぐに授乳できるのでとても便利です。
授乳パジャマ2着
私はこれも日本でMilk teaの授乳パジャマを購入しました。
Milk teaの胸の部分がホックですぐに開けられるようになっている授乳パジャマがすごく便利でした。
母乳パッド1箱
これは特にこだわりがなかったので、オーストラリアのBaby Bantingで売られていた40枚入りの箱を1箱買いました。
ただ、入院中はまだそこまで母乳も出なかったので、使いませんでした。
産褥ショーツ2枚
これはオーストラリアでは売っていないようなので、日本で購入しました。
通常の生理用ショーツでも代用できるそうですが、私は産褥ショーツがあってよかったです。
私は緊急帝王切開になってしまって、出産直後は痛くて動けなかったので、ナースの方に産褥パッドを変えてもらう際には、股のところをマジックテープで外すことができる日本の産褥ショーツはとても便利でした。
産褥パッドMサイズ1パック&Sサイズ1パック
産褥パッドは、生理用ナプキンの大きいバージョンという感じのものです。
私は日本でLサイズ(5枚)を1パック、Mサイズ(10枚)を2パック、Sサイズ(20枚)を1パック購入しました。
出産直後から2日くらいはMサイズを使って、その後3週間くらいはSサイズで十分でした。
私はそんなに悪露が多くなかったので、出産直後の2日くらい以降は生理用ナプキンでも十分なくらいでした。
骨盤ベルト
産後は骨盤がぐらぐらになっているので、産後ベッドから降りて歩く前に付けたら産後楽だったという体験談を見たことから、私もそうしようと思ってリストに入れました。
オーストラリアでもeBayでPelvic Beltと検索すると出てくるのですが、何となく日本の有名なトコちゃんベルトの方が安心な気がしたので、これも日本で購入しました。
ただ、緊急帝王切開になってしまったので、傷が痛くて産後1ヶ月がたつくらいまでしばらくベルトはつけられませんでした。
産褥ニッパー
産褥ニッパーとは、お腹の戻りをサポートしてくれる腹巻のようなものです。
私は日本で犬印本舗の産後すぐニッパーというものを購入しました。これも、産後お腹に巻いているとお腹の戻りが早かったという体験談を見たので、準備しました。
トイレットペーパー1ロール
病院のトイレットペーパーは硬くて出産後には向かないようで、柔らかくて質のいいトイレットペーパーを持ってくることがおすすめされていました。
アメニティグッズ
シャンプー・コンディショナー、ボディソープ、歯磨きセット、化粧水、乳液、ヘアオイルなど一通り持っていきます。
帝王切開なのに出産したその日にはシャワーを浴びていいよと言われたので、出産直後からシャンプーなどが必要でした。
赤ちゃん用
おむつ20枚
おむつはHaggiesというブランドの新生児用1箱(160枚)を買って20枚くらい持って行きました。
おしり拭き1パック
おしり拭きもHaggiesのものを1パック(80枚入り)を買って持って行きました。
ベビー服5着
2wayオール(ドレスオールとカバーオールの2パターンにできるもの)のベビー服50〜70㎝サイズを日本で購入したので持って行きました。
ベビー肌着5枚
オーストラリアでは前開きのベビー肌着はなく、新生児用でも頭から被せるタイプの肌着しか見当たりませんでした。
首が座っていない赤ちゃんに頭から被せるのはちょっと怖いので、これも日本で前開きのベビー肌着10着セット(短肌着5枚、コンビ肌着3枚、長肌着2枚)を購入しました。
帰宅時用
おくるみ
おくるみは特にこだわりがなかったので、Kmartで3枚16ドルのおくるみを購入しました。
ただ、1枚布のおくるみだとうまくくるめなくてすぐにはだけてしまったので、生後1ヶ月くらいのときにスワドルミーとスワドルアップを購入し直しました。
このスワドルアップが本当に優秀で、簡単に着せることができるのに、これを着せると夜はすごくよく寝てくれるようになりました。
カーシート&ベビーカー
オーストラリアでは7歳未満の子供を車に乗せるには必ずカーシートが必要です。
私はイギリス王室御用達といわれているBritaxというブランドのGrapheneというカーシートを購入して取り付けてもらいました。
カーシートについてはオーストラリアで購入できるおすすめチャイルドシートを参考にしてみてくださいね。
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オーストラリアで購入できるおすすめチャイルドシート
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また、ベビーカーは、BabyzenというブランドのBabyzen YoYo2を購入しました。
Babyzen YoYo2については、【ベビーゼンヨーヨー2】実際の使用感とデメリットを徹底レビューを参考にしてみてくださいね。
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【ベビーゼンヨーヨー2】実際の使用感とデメリットを徹底レビュー
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まとめ
以上が出産のための入院バッグの中身でした。
必要なかったものもありましたが、ほとんどのものが役にたったので、これから入院バッグを準備する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
日本で購入してよかったマタニティ・ベビー用品については、【海外出産準備】日本で購入したいマタニティ・ベビー用品は?でまとめているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
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【海外出産準備】日本で購入したいマタニティ・ベビー用品は?
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