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オーストラリアのチャイルドシート着用義務
日本では一般的にチャイルドシートと呼ばれていますが、オーストラリアでは、Car seat(カーシート)といいます。
そして、オーストラリアでは7歳未満の子供を車に乗せる際にはチャイルドシートの着用が義務付けられていて、7歳未満の子供をチャイルドシートに乗せていなければ罰金と罰則が科されます。例えばクイーンズランド州では400ドルの罰金と3点の減点という罰則が定められています。
出産して退院したら車で家に赤ちゃんを連れて帰ることになる人も多いと思いますので、赤ちゃんが生まれたらすぐに必要になってきます。
チャイルドシートの種類
このようにチャイルドシートは最低でも新生児から7歳まで必要になるのですが、残念ながら新生児から7歳まで1台だけでカバーするというわけにはいきません。そのため、子供の人数や年齢差などを考えてどのチャイルドシートを何台購入するかを決める必要があります。オーストラリアでは、月齢や年齢ごとに以下のようなライナップになっています。
なお、法律上は7歳までしかチャイルドシートの着用義務はないのですが、安全上は身長が140cm以上ないとシートベルトが適切に機能しないので、8歳まで使用することができると表示されているものがほとんどです。
また、ISOFIXといって、シートベルトを使わずにチャイルドシートと車の固定金具を連結するだけで車にチャイルドシートを固定することができる方法がありますが、チャイルドシートによってはISOFIX対応でないものもあるので、もしご自身の車 にISOFIXが付いていればISOFIX対応かどうかもチェックした方がいいです。2012年7月以降に発売された車にはISOFIX金具の取り付け義務があるようです。
私もチャイルドシートの購入を検討するまでは全くISOFIXの金具が車についていることなんて知りませんでしたが、今回チェックしてみるとちゃんとついていました。
Capsule/Infant Carrier(0ヶ月〜12ヶ月まで)
これは新生児から使用することができて、このまま外して持ち運びができるので、赤ちゃんが寝たまま起こすことなく移動できるというのがメリットです。ベビーカーによってはこのまま取り付けることができるものもあるので、小さな赤ちゃんの移動がスムーズになります。
Harnessed Car Seat(12ヶ月〜8歳まで)
これは、12ヶ月から8歳まで使用することができるチャイルドシートです。前向きでの使用となります。
Convertible Booster Seat(12ヶ月〜8歳まで)
これは、12ヶ月から4歳まではチャイルドシートとして使用し、4歳から8歳まではブースターシートとして大人用のシートベルトを使用することができるものです。これも前向きでの使用となります。
Reversible Car Seat(0〜4歳まで)
これは、最長で30ヶ月くらいまでは後ろ向きで使用できて、それ以降は前向きでの使用に切り替えることができるチャイルドシートです。
Booster Seat(4歳〜8歳まで)
これは大人用のシートベルトを着用するため、座高を高くする目的で使用するチャイルドシートです。
チャイルドシートの候補
私は今回第1子ですが、2人目を考えていることもあり、12ヶ月までしか使用できないものを購入してしまうと、2人目が12ヶ月を過ぎるとさらにもう1台チャイルドシートが必要になってきます。
そのため、仮に2人目ができても最低限のチャイルドシート台数でやりくりができる組み合わせにしたいと考えました。
また、後ろ向きで使用する方が安全性が高いとされているため、できる限り長い期間後ろ向きで使用することができるものを購入したいというのもありました。
そこで、最初は0ヶ月から4歳まで使用することができるものを購入し、その後2人目ができたら1人目のために新しいチャイルドシートを購入することにしました。0ヶ月から4歳まで使用することができるものとして、候補に上がったのは、次の4つです。
ちなみに、安全性についてはオーストラリアで販売されているものは一定の基準を満たしている必要があるので、普通に販売されているなら大丈夫だろうと特に比較はしていません。
Maxi-Cosi Euro Plus
Maxi-Cosiはオランダのブランドで、ヨーロッパで高いシェアを誇るブランドのようです。
ファブリックがブラックで統一されていて、デザイン的にはすっきりしていて私好みでした。
ただ、Babybuntingの店員さんいわく、ゴールドコーストは暑いからファブリックはバンブーファイバーの方がいいよとのことだったのですが、このMaxi-Cosiはバンブーファイバーではありませんでした。
Britax Safe-N-Sound Brava
Britaxはイギリス発祥のブランドで、英国王室御用達のブランドらしいです。
これもファブリックがブラック一色で見た目はすっきりしていたのですが、バンブーファイバーではありません。
Britax Safe-N-Sound Graphene
これはBravaの上位モデルで、ファブリックがバンブーファイバーになっています。
ただ、ブラック一色のものはなく、シートパッドの部分だけグレーになっています。
Britax Safe-N-Sound Millenia
これはGrapheneのさらに上位モデルで、Grapheneと比べると作りが大きめなので、最長で3歳くらいまでは後ろ向きで使用できるようです。また、ファブリックはバンブーファイバーです。
ただ、これはISOFIXには対応していません。これのさらに上位モデルMillenia+になるとISOFIXに対応しているのですが、価格がかなり跳ね上がるので今回候補には入れませんでした。
最終的に選んだチャイルドシート
これらのうちで最終的に選んだのは、BritaxのGrapheneです。
見た目はMaxi-CosiのEuro PlusかBravaの方が好みでしたが、やっぱり少しでも快適な方がいいかなということでバンブーファイバーのGrapheneにしました。ちょうどセールになっていて459ドルでした。
ちなみに、Babybuntingで購入すると、45ドルで取り付けもやってもらえます。
チャイルドシートの取り付けが適切になされていなかったことで事故が起こった際に本来の役割を果たさなかったという例もよくあるようですので、私たちはプロに頼んだ方が安心かな思って取り付けもやってもらいました。ただ、チャイルドシートを購入したのが土曜日だったのですが、その日のうちにすぐ取り付けてもらうというわけにはいかず、また改めて予約をする必要がありました。
まとめ
オーストラリアでチャイルドシートの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。