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オーストラリアの弁護士はかつらをかぶる?!

オーストラリアの弁護士事情

先日ブリスベンの裁判所に行く用事があったのですが、ちょうど裁判所で弁護士の任官式をやっていたようで、フレッシュな感じの弁護士と、その両親、そして黒いガウンを着てかつらをかぶった代理人のグループがいたるところにいらっしゃいました。

オーストラリアでは、日本のように司法試験に合格する必要はなく、ロースクールを卒業して実務経験を積めば弁護士になることができるようです。

そして、オーストラリアの弁護士は、①事務弁護士ソリシターと、②法廷弁護士バリスターの2種類に分かれるようです。

①ソリシターは直接クライアントから依頼を受けて法的アドバイスを行ったり、交渉の代理人となったり、主に法廷外で活動を行いますが、②バリスターは、ソリシターから依頼を受けて法廷で弁論や証拠調べを行ったり、法廷専門の活動を行います。

日本の弁護士は法廷外でも法廷でも一人の弁護士が全て行いますが、オーストラリアでは分業制になっているんですね。

オーストラリアの弁護士“バリスター”

ソリシターは一般的に弁護士としてクライアント対応を行っているので、私たち一般市民にとってもなんとなくイメージはつきますが、法廷専門弁護士のバリスターにお目にかかる機会なんてほとんどないのでどんな感じかあまりイメージできないのではないでしょうか。

そもそもバリスタっていうと、あなたの頭に浮かぶのはコーヒーを淹れる人ではないでしょうか?

私も実は最初に聞いたときは“バリスタ?コーヒーでも淹れるの?”って思いましたが、弁護士のバリスターはとても能力が高く、判例にも詳しいそうです。そしてバリスターは法廷での言論については責任を問われないそうです。

そして、このバリスターの一番の特徴は、白いかつらをかぶっていることです。オーストラリアでは21世紀になってもなお中世のようなかつらをかぶる伝統が残っているということにとても驚きました。それだけバリスターは格式高い職ということなのでしょうね。

ただ、このかつら、みんな同じデザイン(襟足に3束くらい毛先がくるんと丸まった毛束が付いている白いかつらです。)だったのでおそらくみなさん同じところで購入されているのだと思いますが、さすがに法廷外でかぶるのは恥ずかしいのか、ほとんどの方は法廷外では手に持って歩いておられます。この間お見かけしたのはかつらを手に持って小走りに裁判所に向かっていくバリスターさんで、そのあたりは現代社会の中で柔軟に対応されているようです。

バリスターの写真は撮りそびれたのですが、裁判所に昔の裁判官(たぶん過去の偉い裁判官)の肖像画が飾ってあったので、その前で写真をとってみました。

まとめ

普通に生活しているとなかなか裁判所に行くことなんてないと思うので、今回はちょっと変わったオーストラリアの弁護士事情を書いてみました。

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